おまけ）お得とチャンスは追わない

おまけが続いています。

お得とチャンスは追わない

何を言っているのだという話ですが

お得とチャンスは追うものではなく、目の前にあるもの

ではないかと最近気が付きました。

「お得」とは
実は「今」わかるものでは無く
未来でわかるものです。

お買い得！で買ったとしても
家に在庫があったのなら、それは本当にお買い得なのか使い切るまでわからないし
安い！
で買った後にさらに値引きされている可能性もあるし
買ってすぐに壊れてしまう事もある。

「楽」だと思って選択したら二度手間になったり
「近道」だと思ったら、実は「遠回り」だったり。

「お得」って、どこで切り取るかで全く違うものになる
なんとも「あやふやな」ものです。

だから、買い物においては
「お得」を中心に買い物をするのではなく
「今」の自分に
必要か、不必要か
を中心に買い物をすると失敗しないし
損をしたと思う事はありません。
買い物に「損得」を持ち出すと、持ちすぎてしまうのですよ。
そして、持ちすぎると
本当に欲しかったものが
「持てない」
という事になってしまうのです。

お金の無い時は、それがもっと切実です。
だって、そもそも無駄な在庫を抱えるだけの「余裕」が全く無いから。
たった数百円のものでも、在庫品を持つという事は
他の必要なものが買えないのです。
「お得」で買っても、本当に足りないものが買えなかったら、お得でも何でもない。
まあ、そこまでお金が無い状況になる事も少数派だろうけど
私はそこまで追い込まれたからこそ
お得なものではなく、必要なものを買う
その事の意味と大事さが身に染みました。
だから、お得に買えたら「ラッキー！」その程度のものだし
その程度の「ラッキー！」にしておく方が結局一番「お得」なんだと思います。

そして、これって「チャンス」も同じなのですよ。
「今」の自分が一番「未熟」です。
そんな「未熟」な自分が追いかけるチャンスって
「チャンス」じゃなくて「思い込み」
見当違い
という事がほとんどです。
じゃあ、チャンスはどうやって掴むのか
という話ですが
「チャンス」って目の前にあるもの
なのです。
でも、「今」の自分はそれが「チャンス」だなんて気が付くのではなく
「丁度いい」
その程度なのです。
丁度良く、タイミング良く、目の前にある
それが「チャンス」なのです。
追いかけるものじゃないのです。
そして、「チャンス」はその時気が付くのではなく、後から気が付くのです。
「ああ、あれは、チャンスで転機だった」って。
追いかけるチャンスは、苦しいだけです。
だって、つかみにくいもの。
必死にやって、成果が出ないって苦しい事です。
悔しいし、情けなくなるし、自信も無くします。
でも自分が「チャンス」と思うものを「チャンス」と思わない。
それだけで、実はとっても楽です。
出来る事を淡々とするだけです。
淡々と出来ることを続けて、
「やってみたい」
と思う自分の気持ちだけを大切にするだけです。
そうやって、「自分」に集中して、出来る努力をしていると
まるで「お膳立て」されたかのように、都合の良い状況が目の前にあります。
それを、あれこれ考えず「やってみる」だけです。
それが、「チャンス」というものに繋がります。

お得もチャンスも追ってしまうと違うものです。
自分が「未熟」だから、そういう事になってしまうのは、当然です。
今の自分に必要か必要で無いか
ただ、それだけに集中すると
余計なプレッシャーを抱える事も無いし
失敗することもありません。
正確には、失敗も人生において「今」必要だから失敗しているだけです。
失敗も失敗から何かを得る事が出来たなら
そもそも「失敗」なんて存在しないのだから。

「お金の無い状況」に追い込まれるのは
どこかに「未熟な自分」がいます。
そして、「未熟な自分」は、
なぜか「お得」や「チャンス」を追っているのです。
不思議だなとも思うけど
過去の自分も含め「お金の無い人」の共通事項です。
「類は友を呼ぶ」で自分を含め、そう思います。
冷静に出来る事をやっていないのに「夢」を追っているというのか・・・。
物事の表面だけをみて
単純な「今出来る事」が出来ていないというのか・・・。
「お得」や「楽」に振り回されているというのか・・・。

「お得」や「チャンス」は追うのではなく
お得やチャンスを掴める自分になる
まず、そこが最初だと私は思います。
（2022/05/05）